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アーチトップギターのメンテナンス2 (調整編) [音楽]

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ギターを弾いていると、「あれ?いつもより弾きにくいな」、「音がびびってまともに弾けなくなった」という経験があると思います。
そんなとき、本当なら専門家に見てもらったほうがいいのですが、その度に修理に出すのも大変ですよね?
そこで今回は一人でも出来るギターの調整法を紹介します。


【ネックの調整】
ギターの調子が良くないときの一番の要因は、ネックの状態が悪いときです。
まず、ギターをチューニングして各弦の1フレットとネックのジョイント(14フレットのあたり)を同時に押さえます。
このとき、横から見てフレットと弦の間の隙間がほんの少し(1 mm以下)だった場合は、ネックの状態が良い場合です。

隙間がまったくない場合は逆反り、隙間が開き過ぎている場合は順反りです。
逆反りの場合は音がびびる原因になり、順反りの場合は弾きにくくなる原因となります。
アーチトップギターは通常、トラスロッドの調整はヘッド側で出来るので、トラスロッドのカバーを外してレンチを差し込みます。
逆反りを直す場合はレンチを左に回し、順反りを直す場合は右に回します。
トラスロッドを回す際、トラスロッドが錆びついている場合があるので、レンチを少しだけ左に回して緩めます。
そして、もう一度チューニングしてから調整を行うと上手くいきます。
また、ネックが明らかに曲がっている場合は修理に出しましょう。

【ピックアップの調整】
ギターをアンプから出力したとき、各弦のバランスがよくないときがあります。
よくあるのが、1弦側の弦の出力が弱く、6弦側の出力が強い場合です。
そんなときは、ピックアップのポールピースをネジを使って調整します。
出力が弱いと感じたらポールピースを高く、出力が強いと感じたら低くします。

【ナットの手入れ】
ナットの溝には自然とほこりなどのごみが溜まります。
ナットは弦を張っている状態では掃除をしにくいで、弦を張り替えるときにきれいにしましょう。
使わなくなった歯ブラシに、薄めた石鹸水つけて優しくごみを取り除くといいです。

【オクターブチューニング】
アーチトップギターには木製のサドルが使用されている場合が多いのですが、この場合オクターブチューニングは出来ません。
なので、サドルの位置を調整して12フレットの実音と、12フレットのハーモニクス音が同じになるようにしましょう。
弦を緩めて、調整して、また緩めて・・・と、いう具合に、結構根気のいる作業なので頑張りましょう。

[フレットのチェック]
フレットの摩耗がしてきた場合は、個人で交換するのは難しいので修理に出しましょう。

このほかにも、フレットが摩耗してきたり、アーチトップギターのボディのトップが落ちてきたら、個人で直すのは難しいので修理に出しましょう。



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